「病人や怪我をしたものに薬を与え、十分な手当てをしてやればそれで良いと言うものではない。医者として1番大切な事は、いつでも優しい心で苦しむ病人や怪我人をいたわり、力付けてやることだ。医者の温かい心遣いで、病人ははどんな苦しみも我慢することができるのだ。患者の心の支えになってやれる人でなければ、どんなに医術に優れていようとも決して良い医者とはいえない。このことをいつも忘れないようにしなさい」(星座と神話、山主敏子著 ポプラ社)
今の現代医学は体の症状ばかりに目を向けて心に重きを置いている本当の先生がどれくらいいるのかな?
僕は医者ではありません。大それた事は言えないけれど、せめて体の不調の人の心に寄り添い、その人が元気になり、楽しく生活を送れるようなサポートをしていければと思っています。
心が弱ってる時は体も弱るし、体が辛い時は合わせて心も弱くなるものです。
自分の子供が重い病気にかかったとして、現代の技術ではどうすることもできなくなってしまった場合、ただ心から回復を祈り、寄り添い励ますことが親の役目だと思っています。当院に来る利用者の方にも、常にこの気持ちを持ち続けるためには何が必要かなと常々考える日々です。
そのために、まずは自分がいつも健康的で、元気ハツラツでいる事は当たり前のこととして、自分の心を1段上に上げ、高い波動、バイブレーションを伝えられるような対応を目指しています。
ある本にこんなことが書いてありました。
ヒーラーは利益を求めた瞬間に力を無くしてしまう。よってヒーラーは(治療家)無償で治療を行うことができればそれに越した事は無い。
これは僕が夢に描いた人生です。ただこの世の中は物質世界であって僕も生きていくためにはお金が必要です。なのでそれに見合った対価をいただいておりますが、常にこの考えは忘れてはいけないと自分自身に釘打っています。
本日のニュースで旭化成の吉野彰氏がノーベル化学賞を受賞し、言っていた言葉、「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」をきいて、自分自身の精神階層を高め、おごることなく、謙虚に生きていきたいと思わせてくれた今日この頃でした。