飲み続けると危険な薬を紹介。
宝島社から出版の『薬の止め方、減らし方』から引用
病気になったら何でも薬を出す医者がいる傍ら、本当に正義の味方の現役医師が集って出した薬の止め方、減らし方より1部を紹介いたします。
なんでもなんでも薬を飲むのではなくて自分が今飲んでいる薬がどんな副作用があるのかを考える良いきっかけになれればと思います。
特に飲み続けない方が良い薬。
■胃腸薬
主な商品名
オメプラール、オメプラゾール、オメプラゾール、タケプロン、ランソプラゾール、パリエット、ラベプラゾールna、ネキシウムなど
飲み続けない方が良い理由
症状の改善に使う場合、高用量の保険適用は8週間だが、それ以上運用しているケースも多い。1年以上飲み続けると骨折のリスクが高まると言うデータがある。
■血糖降下薬(スルホニル尿素剤)
主な商品名、オイニール、オイグルコン、グリベンクラミド、グリミクロン、グリミクロンHA、グリクラジドアマリール、グリメピリドなど
飲み続けない方が良い理由
糖尿病患者に出される薬のうちで最も低血糖を起こしやすい。すなわち、使い方を誤ると生命に関わるリスクがあるわけで、糖尿病薬の減液候補の筆頭だ。
■血糖降下薬(チアゾリジン薬)
主な商品名、アクトス、ピオグリタゾンなど
飲み続けない方が良い理由
膀胱がんが増えるとのデータがあり、男性はやめるべき。フランス、ドイツでは禁止になっている。近年、発癌リスクを隠したとしてアクトスの製薬会社が巨額の和解金を支払った。
■コレステロール低下薬(スタチン系)
主な商品名、クレストール、ロスバスタチン、リバロ、ピタバスタチンCA、リピトール、アトルバスタチン、ローコール、フルバスタチン、リポバス、リポザート、リポバトール、ラミアン、シンバスタチン、メバロチン、メバトルテ、プラバスタチンna、メバリチン、メバレクトなど
飲み続けない方が良い理由
近年の大規模試験により、コレステロール値に加えて総死亡率も下がると言う「スタチン神話」が崩れつつある。高齢者や閉経後の女性に「過剰処方」されているケースも多数。生活習慣病薬の中では、最も減薬、断薬の対象にしやすい。
睡眠薬、抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)
主な商品名、ハルシオン、トリアゾラム、デパス、エチゾラム、レンドルミン、ブロチゾラム、リスミー、サイレース、ロヒプノール、ロラメット、エバミール、ユーロジンなど
飲み続けない方が良い理由
肉体的、精神的依存性が高い。不眠症は運動や規則正しい生活などで改善できる。ベンゾジアゼピン系薬を長く使うと認知症になりやすいと言うデータもある。
便秘薬(アントラキノン系)
主な商品名、プルゼニド、センノシド、センノサイドなど(その他、センナ、ダイオウ、アロエなどの成分による大腸刺激性下剤)
飲み続けない方が良い理由
長く飲み続けると効き目が悪くなり、安易に増量を繰り返すと、腸の機能が低下して自然な排便が困難になる。さらなる長期連用は低カリウム血症を誘発する。
抗生物質(第3世代セフェム系)
主な商品名、フロモックス、セフカペンピヴォキシル、メイアクト、セフジトレンピボキシル、バナン、セフポドキシムプロキセチル、セフゾン、セフヂニル、トミロン、セフテラムピボキシルなど
飲み続けない方が良い理由
第3世代セフェム系抗生物質は頻用されるが、実は経口服用では効果がなく、耐性菌を増やすだけ。ただし細菌性髄膜炎などの感染症で使われる点滴薬は別。
いかがでしたでしょうか?
あなたは今、何種類のどんな薬を飲んでいますか、現在飲み続けている服用薬に不安や不信を感じているかもしれない方は薬の本質を問い直してみるのも良いと思います。